スキが6万回、ともった夜に
noteを開いたら、ふいに届いたお知らせ。
「あなたの記事が合計60,000回スキされました!」
数字だけを見ると
なんだか自分のことではないみたいで
画面の前で、しばらくぼんやりしてしまいました。
スキ6万回。
それは、誰かが私の言葉の前で立ち止まって
そっとハートを押してくれた回数。
忙しい一日の隙間で。
眠る前の、ほんの数分で。
顔も知らないあなたが
指先ひとつぶんのやさしさを
ここに置いていってくれた。
そう思うと、じんわりと
胸の奥があたたかくなります。
最近、noteをはじめた日のことを、ときどき思い出します。
フォロワーも、スキも、まだゼロだった頃。
書いた物語が、誰にも読まれないまま
静かに流れていく夜もありました。
それでも書き続けられたのは
最初のひとつの「スキ」があったから。
たったひとつの通知が、あの頃の私には
暗い部屋にともった小さな灯でした。
「ここにいていいよ」と
言ってもらえた気がしたのです。
あの一つひとつが積み重なって
いつのまにか、6万。
『ルミナール戦記』を読んでくださる方。
三行日記に、そっと足を運んでくださる方。
コメントで言葉を交わす方も
黙って読んでくださる方も
そのすべてが、私の書斎を照らす灯りです。
正直に言うと
書くことに迷う夜は、いまでも、あります。
この言葉は、誰かに届くのだろうか。
書き続ける意味は、あるのだろうか……と。
でも、6万という数字が
そんな夜の私に教えてくれます。
言葉は、ちゃんと届いている。
ひっそりと書いた一行も
誰かの心のどこかで、小さく灯っている。
だから私は、これからも書きます。
派手ではなくても、声が大きくなくても。
雪のように静かに
けれど確かに、言葉を綴っていきます。
この世界で、灯りを綴る。
その約束を、今夜あらためて、胸に抱きなおしました。
スキを押してくださったあなたへ。
読んでくださっているあなたへ。
本当に、ありがとうございます。
あなたのくれた灯りを大切に
また明日も、静かに書いていきますね。

